■商品説明
かつて皇族のご愛用だつたのか? 松本ピアノ

神奈川県の葉山の資産家のから仕入れました。 上前板の中央に菊の御紋に似た家紋が彫刻されています。 かつて皇族の御用邸が近隣にあり、このピアノは皇族のどなたかがご愛用されていた? との推測をしていますが、あくまで私の推測です。


＊松本ピアノ

＊８５鍵盤
古いドイツ製や古い日本製の殆どは８５鍵盤です。多くの著名ピアニストの演奏はこれでこと足りていたわけです。

＊製番 不明 

＊サイズ
奥行=６５cm
高さ=１２９cm
幅=１４９cm
重量=推定２２０～２４０kg


ネットで検索してみてください。非常に希少で貴重なピアノです。且つ博物館級。

＊推定80年ほど前の製造（製造番号が無いのであくまで推測）。




松本ピアノの歴史年譜 : 松本ピアノ・オルガン保存会 君津市 (livedoor.blog)
＊推定30-40年ほど前に表面を全塗装の痕跡。
とはいえ元々古い物ですので、本体の亀裂、塗装の亀裂、痛み、凹み、小傷、スレ等は多数あります。若いピアノと比較されたら困ります（笑）。

＊推定30-40年ほど前に内部のフェルト類や弦、ネジ類なども殆ど変えています。

<松本ピアノとは>
 ベテランの調律師の話によると、松本ピアノは日本最初のピアノメーカとのこと。そこからヤマハとカワイの技術者が出たとの説明です。だからとんでもないメーカーなわけです。その松本ピアノの 戦前の製造(推定)がこのピアノ。実に80年ほど経過(推定)しておりますが、 中身も外装も全部フルレストアしてあります。

■音色
真綿で心を鷲掴みにされた感じです。

■共鳴版の『割れ』について---－。
 共鳴版が衝撃か何かによって物理的に割れているのではありません。共鳴版が経年の乾燥によって縮んでしまい、 共鳴版同士の接着面に隙間が空いてしまうことを、慣用的に『割れ』というだけです。したがって 製造して半世紀以上も経てば多くのピアノにその症状が出る場合が多いのです。音色に影響があるのかといえばそうでもなく、普通に弾いていれば全く気になりません。 このピアノにも隙間が出来ています。

---ではもし予算に余裕がある方で、どうしてもその共鳴版の隙間を埋めたいと仰る方は、弦を全部外して整形をして板を埋め込めばいいのですが、弦の総取り換えなど大変な手間がかかり、経費が数十万円もかかってしまうので、別に中古ピアノを買えてしまいます。
 私は最近、某最大手のピアノ製造会社の廉価モデルを廃棄するために解体しましたが、共鳴版がハンマーでブッ叩いても割れないので、(サスガは世界的な某社のピアノだ)と 感動しておりましたら、何のことはない、普通のベニヤの合板にいかにも共鳴版のように松材の木目の化粧板を貼っただけの物でした。(なるほど、これなら割れるわけがない)と妙なところで感心しました。隙間の出来る共鳴版がいいのか、隙間の出来ないベニヤの合板がいいのか、それはお求めになるお客様の好み次第ですが、、、。

■調律
＊当方での調律は別途１5０００円（税別）。
*知り合いの調律師さんに依頼されても可。