【商品の説明】
全長：３．６ｍ
継数：３本
仕舞：１２３ｃｍ
自重：５２０ｇ
先径；３．４ｍｍ（竿先から５ｃｍ位の所）
元径：１６．８ｍｍ（キルクのすぐ上の所）
純正の竿袋及び手かぎ（魚の口中にかぎを入れて、すっと持ち上げて使用するものです。長さ約1ｍの柄付きで、かぎの部分が、ねじ式となっており、
取り外しができます。）が付属します。
かつて淡水大魚研究会の初代会長であった故小西茂木氏は、野鯉釣りの音響誘魚法（餌が水面に落下する時に生じる音を、コントロールして、柔らかく甘い音を作り出し、その打ち返し効果により、野鯉を集め、釣る方法）を開発・実践し、昭和４０年～５０年頃にかけ発表したところ、野鯉釣りマニアの間で静かなブームを呼び、多くの釣り人が、その釣法を実践し、釣果を上げました。
本商品は、同氏が、その釣法を行いやすくするために、特に、故多田一松氏（我が国におけるバンブーロッド制作の草分け的存在であり、元祖とも呼ばれています。）の多田釣具製作所に依頼・協力して、制作された専用の竿です。
多田釣具製作所の野鯉竿には、主として投げ釣り用のもの（錘負荷１５号程度）と、主として遊動ウキ・脈釣り用のものとの２種類がありますが、本商品は、主として投げ釣り用のものです。
実釣のほか、あるいは、現在では、入手が中々困難な
希少な竿なので、コレクションとしても所有されてはいかがでしょうか？
（注） 参考のため、昭和５２年１２月１日、西東社発行の小西茂木著「投餌音で寄せる野ゴイ釣り」における本商品の紹介部分を載せておきます。
「長さ３．６ｍ。三本つぎの六角ザオ。重さ４５０グラム。穂先の直径２．５ミリ。サオじりまで通した六角材の末端の直径１６ミリ。握りにキルクを巻く。
サオじりからリールの中心までの高さ３７センチ。ミャク釣り、遊動ウキ釣り兼用。スプール回転リール専用のガイドつき。
この野鯉竿は、野ゴイ、ソウギョ、レンギョ用として設計され、著者の協力のもとに多田一松氏が開発したもので、イギリスの名竿ハーディのフライロッドと同じ特殊な素材、タイ国特産のマイロ竹（中国名トンキン竹）を使用している。軟調だが腰が強く、驚くほどの反発力があって、超大物をあげた幾多の記録がある。多田釣具製作所（東京都板橋区徳丸町１－３４）で、注文主の名入りのものを製作する。市販品なし。」
【商品の状態（ご注意）】
本商品は、４０年以上前に、注文・購入し、しばらくの間、使用した後、長い間、保管状態でしたが、１０年位前に、再び数回使用し、その後、保管状態となっていたものです。
ジョイント部の接続は、スムーズであり、竿を継いで強く振ってみたところ、その部分のガタツキ等もなく、良好です。また、ガイドも視認したところ、大丈夫だと思います。したがって、キルクの部分に、全体的に使用に伴う汚れや、一部に欠けがあるものの、竿全体としては、悪い状態ではないと思います。
なお、竿のマークの反対側辺りに、注文主の名が、小さく入っています（画像なし）。
以上のとおりであり、十分に実釣可能と考えますが、何分にも、竹製であり、長い間、保管状態にあった古い竿なので、その保証までは、いたし兼ねます。したがって、この点について、あらかじめ理解・了承いただける方のみ入札をお願いします。
また、入札に当たっては、画像もご覧いただき、ノークレーム、ノーリターンでお願いします。不明な点があれば、ご質問ください。
おてがる配送（ヤマト運輸）１６０サイズを予定しています。
入金確定日の２日後までに発送します。
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