(1943-2021) 北海道生まれ、明?治大学を卒業、風土会会員・日展会友・示現会委員、1990年 示現会安田火災美術財団奨励賞受賞、画集出版、全国有名百貨店にて個展多数開催、洗練されたシャープな描線と独特の透明?感ある色彩が特徴、独自のリアリティを持った表現力は独特の色彩をうみ、樹木の色彩には「小田切グリーン」の愛称がつくほど

小田切訓（1943-2021年）は、日本の北海道出身の画家であり、明?治大学を卒業後、画業に専念しました。彼は風土会の会員であり、日展の会友、示現会の委員を務めるなど、日本の美術界において活動的な役割を果たしました。1990年には、示現会安田火災美術財団の奨励賞を受賞しており、その才能が認められていることがわかります。

小田切訓作、「塔のある道」油彩 60号
小田切訓によるこの絵画は、北海道の穏やかな春の風景を表現しています。彼の特徴的な「小田切グリーン」で描かれた樹木が画面に生命を吹き込み、優しく温かい日差しが街の情景を照らしています。絵画の中央には、北海道の特徴的なランドマークともいえる、ハリストス正教会の建築がそびえ立ち、その双塔はこの地域の歴史と文化の深さを象徴しています。

小田切氏の洗練された線描と透明?感ある色彩が、この地の静寂と美しさを見事に捉えており、自然と調和した建築の美しさを際立たせています。小田切訓の絵画は、洗練された技術と独自の色彩感覚で知られており、この作品からも彼の繊細な感性と北海道への深い愛情が感じられます。教会と周囲の自然が調和したこの作品は、北海道の美しい春の一日を静かに、しかし力強く伝えるものとなっています。入手困難な60号迫力の大型サイズ、画伯の北海道風景の名画です。