*数ある中からご覧頂きありがとうございます。
size 直径 約6.5cm 丸の中の黒い部分 約4.3cm 厚み約7~8㎜ 立体的です。
(10枚目の画像は『タイムトンネルのブログ』様からお借りした、ライラックUY型の雄姿です。)
*7~80年代、バイク愛好家でバイク乗りだった叔母の蔵品になります。今は絶版車の稀少な部品です。
叔母からの依頼品ですが、当方が全て責任をもってご対応致します。
*丸正自動車製作所は、静岡県にあった会社で『Lilac/ライラック』という二輪車を主に製作していた会社です。
1955年浅間山で日本初のロードレースが行われ、その時優勝したのが丸正自動車のライラック号でした。
こちらのお品は、翌年1956年に製造された
『ライラックUY型』の、タンクエンブレム、一対です。
優勝記念として作られたのがUY型で、このエンブレムのみ、月桂冠を模したデザインが周囲に配されて豪華です。
通常のライラック号とはロゴも違います。UY型が製造されたのはわずか1年ほどの期間&台数だそうです。
その後、大手自動車会社の台頭もあり、丸正自動車は無くなってしまっています。古き良き時代。職人のぬくもり。
*子供の頃からガラス越しに旧車が眠っているのが気になっていた
叔母が、成人しバイク乗りになり、
放置されたままのライラック号を、自分でレストアしようと、亡くなったオーナー様
のご家族に嘆願して入手し、
まずタンクを外して、その塗装予定まで漕ぎ着け、その際に外したエンブレムだそうです。
仕事もバリバリしていたので実家に預けて休日に少しずつやっていたようですが、なかなか難しくて進まず、
半ば放置状態の時、実家の軒先で眠っているUY号を偶然見つけた有識者らしき方から譲渡を熱く請われて、
あまりの熱意に負けて、実家の家人が、このまま朽ち果てるよりはと、譲ってしまったそうです。
後から知った叔母も、試みはしたが自分の手に余る仕事だったと、見知らぬその方に心の中で託したそうです。
残ってしまったこのエンブレムは、叔母はアクセサリーや貴金属類と一緒に大切に保管していたそうです。
キーも持っていたそうですが、それは今残念ながら見当たらないとのこと。
1950年代の物ですので、それなりの傷や色褪せなどありますが、材質はしっかりしています。
ただ、周囲や裏に塗料らしきものの汚れがあります。(画像を良くご確認下さいませ)
当方は不得手ですし、怖いので触らず現状のままお渡しいたします。
稀少な絶版品ですが、わずか2オーナーで、入手経路も生い立ちも、全て明快なお品になります。
ご入用の方に、ぜひ使って生かして頂きたいと思って出品致しました。
よろしくお願いいたします。