このシンセの入札をご検討されている方には、説明せずとも仕様はお分かりだと思います。AKAIが生んだ名機ですね。探されている方も多いのでは思います。当方多数のシンセを所有しております。この機種にも興味を持ち、購入いたしました。しかし、当時の音楽性と違い、試奏を行ってから、ずっとハードケースに入れて、保管しておりました。「老後にゆっくりしたら弾こう。」と思って。
久しぶりにハードケースから取り出して、電源を入れてみました。この機種の重低音のシンセベースや分厚いパッドは、他のシンセでは出ないと思いました。ソフトシンセでは、似た音は出ても、音圧や音の艶・・、すべて違います。すぐに聞き分けられると思います。試奏しているうちに、音が良すぎて売るのが惜しくなってきました。(笑)が、出品致します。
AKAIの液晶は、使い続けていく内に薄くなり、見えにくくなる傾向にあるようです。この機種はまだ見えます。購入時と同じです。と言っても、購入時から薄く、読みにくかったです。対策品の液晶もあるので、気になる方は交換されてはいかがでしょうか。(液晶パネル表面に、うっすらと線傷が一本あります。)
ほぼ未使用なのですが、難点はあります。鉄部のパネルにさびや曇りがあります。他のメーカーの古いシンセは同じだと思うのですが、この機種は黒ではないホワイトなので、経年変化が目立ってしまうのでしょう。
鍵盤はきれいで、全鍵盤発音します。ハードケースに入れ、日光に当たっていないので、クリーム色化はあまりありません。
EWI入力は行っていないので、どうなるかはわかりませんが、接点磨きをすれば大丈夫なのではと思います。
ハードケースは、購入時に特注で作りました。3万円以上かかりました。重くがっちりした作りです。金具部には錆が出ています。多分ボンド成分が流れててきたのだと思いますが、茶色い汚れがあります。シールはがし等で落とせると思います。そこは落札者様におまかせします。
陽の目を見なかったこのVX600を、有効に活用して頂ける方にお譲りします。ご入札をお待ちしております。