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全一冊 豊臣秀長 ある補佐役の生涯 (PHP文庫) 文庫 |
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堺屋 太一 (著) |
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世に名将・名参謀と呼ばれる人物は数多いが、名補佐役はきわめて少ない――。激動の戦国時代、尾張の貧しい農民の出でありながら、野心家の兄・秀吉を天下人たらしめ、自らも“大和大納言"と呼ばれるまでにのぼりつめた男・豊臣秀長。この人なしに、秀吉は天下人になれなかったと言われる。本書は、卓越した実務能力と抜群の調整力、非凡な統治能力で、脆弱な豊臣家の体制を支え続けた、日本史上屈指のナンバー2と呼ばれる男の生涯を丹念に描く歴史巨編。 |
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商品の説明 |
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はじめに |
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小さな幸せ |
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生涯の決心 |
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危ない道 |
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梢は高く、根は深く |
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試練、そして出世への道 |
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美濃の夢 |
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敵中に功あり |
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竹中半兵衛 |
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「天下布武」走る |
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上洛 |
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深慮の貧乏くじ |
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敗走の功 |
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試練のとき |
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強きに流れる |
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補佐役の気働き |
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文治派の台頭 |
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待つことの勇気 |
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捨てる者の心 |
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村重謀反 |
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補佐役の心得 |
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不吉の彗星 |
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変事 |
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天王山 |
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天下への坂 |
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最後の苦悩 |
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あとがき |
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鬼と人と 上下巻 信長と光秀 |
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(PHP文庫) 1995年 |
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堺屋 太一 (著) |
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天下を治めるのは、型破りな行動を引き起こす「破棄と気迫」か? それとも、感情を抑え、礼式を尊び、格式を重んじる「品位」か? 歴史上の謀反事件として最も名高い「本能寺の変」に題材をとったこの小説は、個々の事件における信長と光秀両者の内面を浮き彫りにし、主従の心の葛藤を鮮やかに描き出した。なぜ、忠臣は天才的主君を討ったのか。初の独白形式で迫る歴史巨編! |
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アマゾンの書評より |
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5つ星のうち5.0 信長と光秀の独白を通して、最もオーソドックスに本能寺の変を追体験できる。パワハラ・アルハラ場面はトラウマもの |
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本能寺の変は、日本史で最も有名な事件だろう。その動機や真相が未だ謎であるため、数多くの説が唱えられ、小説やドラマでは様々な描き方がなされてきた。本書は、光秀の信長殺しの動機を、信長との価値観の違いに追い込まれたためとする、最もオーソドックスな説に従って叙述している。 |
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本能寺の変の前の約3ヵ月間の事柄について、信長と光秀の2人の独白が交互に繰り返される。同じ事象を経験しても、これほどまでに捉え方が違う物か、と目から鱗が落ちる思いがする。そして、これではこの2人の関係の破綻は時間の問題だ、と納得させられる。 |
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結果を知っている現代人からすると、光秀の感覚は何とも時代遅れで愚かにも思えてくる。しかし当時をリアルタイムで生きる人にとっては、それこそが常識であったと考えれば、信長が如何に規格外の存在であったのかが理解出来る。 |
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独白の中で、信長と光秀それぞれの対照的な半生が回想される。信長は己一人の能力と信念だけで新たな体制を作り上げ、天下人の座に上り詰めた。桁外れのパワーを持った天才の成せる業である。一方の光秀は、逆境の中で課題を地道にこなす事の積み重ねによって、織田家の重臣の地位に就いた。努力型の苦労人である。読んでいくうちに、凡人の一読者としては、どうしても光秀の方に感情移入していく。信長が得体の知れないパワハラ上司に思えて「いっそこの上司が消えてくれたらどんなに楽か」と良からぬ心境に追い込まれてしまう。 |
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余談だが、宴で光秀が信長に酒を強要される場面はトラウマ物である。自分がかつて広告営業に勤めていた頃の飲み会がフラッシュバックしてくる。酒に弱い人間、ノリの悪い人間にとって、体育会系な飲み会は拷問である。残酷に人が殺される場面は、戦国時代だからと割り切って読めるが、宴での信長からのパワハラ・アルハラは、他人事とは思えない怖さがある。 |
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5つ星のうち5.0 天才・信長と凡才・光秀 |
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本書は、1989年12月に刊行され、1993年5月に文庫化されたものです。 |
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内容は、独白形式というユニークなスタイルで、信長と光秀の心情を吐露しています。 |
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上巻は、天正十年三月十四日の武田勝頼親子の首実検から始まり、同年四月五日に甲斐府中にて百姓たちによる武田の残党狩りが行われている話までです。 |
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約30年前の作品のため、古い通説に則った内容ですが、 |
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天才ゆえに言葉足らずになりがちな信長と、凡才ゆえに因習にとらわれる光秀の対比が秀逸です。 |
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もし信長に噛んで含める余裕があったなら、日本史は大きく変わっていたかもしれません。 |
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5つ星のうち5.0 今、光秀の不思議! |
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「明智光秀」は、堺屋太一氏によれば、「当時の常識に忠実な人物」であり、「優れた才能と非常な勤勉さと上下の支持を得る人格に恵まれていた」、「野心もあれば欲も深い、上司を恐れもすれば世間に脅えもする日本的な常識人だった」。ここで「当時」とは、「中世的な要素」「中世的な仕組み」を指し、これらが今の日本人の生活文化や価値観に、広く残ることを考えると、氏の規定は、未だ当を失っていない。本編では「非日本的な改革者信長」を、「信長自身に語らせる」ことの限界から、この「日本的な常識人」「光秀」を並置し、「双方の目で」描く。これは氏ならではの創造性あって、の「手法」であり、これにより小説に内実性と厚みが生まれるとともに、「非日本的な改革者信長」と「日本的な常識人」「光秀」の長短が浮き彫りにされ、「史書」としてはともかく、氏の目論見通り現代の「改革と組織の手引書」ともなる「小説」として、成功している。 |
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5つ星のうち4.0 理の信長 情の光秀 |
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同じ事柄を信長と光秀それぞれの視点から描いた作品。特に武田氏や足利将軍家など旧勢力に対する考え方が違い過ぎて、本能寺の変は当然の帰結だったのだと納得できた。2人の関係がギクシャクしてきた時点で下巻に続くので、すぐに下巻に進むのがオススメ。 |
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5つ星のうち4.0 苦悩してるなあ |
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上下2巻の総評です。 |
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切り口としては面白い。信長と光秀の心が離れていくことを書きたいのだなあ、と思って読み始めましたが、もっと、光秀側に突っ込んで書いても良かったのでは?と思っています。 |
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何故、主君を裏切ったのか?と言う疑問に、境屋太一なりに、もっと明確に、勝手な推理でもいいので(まあ、史書に基づいて、作家の勝手な推理で物語は成り立っているのだから)はっきりと書いて欲しかった。ああ、この作家はこのように捕らえているんだ、と思いながら読みたかったですねえ。 |
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本能寺の信長の描写は最高です。自分も死ぬときは、「是非に及ばず」と言えるくらいに度量のある人間になりたいものです。 |
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その後の光秀の神経質そうな描写もまたいい。 オタオタしているような感じが見えるようで、素晴らしい。 私の本の評価は、読んでいて、頭の中に画像が現れるかどうか、ということが非常に大きなポイントです。 |
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この本は後半も後半、本能寺の辺りからやっと画像が現れました。 今まで、ドラマ等の「本能寺の変」とは違う画像が見え、面白かったです。 |
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5つ星のうち5.0 すごい本です |
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信長と光秀の独白でお互いの考え・見える景色の違いを鋭く描いた凄い本です。TOPとNO.2でこれほど見える景色・考えが食い違うのか・・・と会社でも起きている現象だと反省できました。信長の先見性・凄さが伝わります。これは人生・仕事の深い示唆に富んだすぐれものです。堺屋太一の秀作です。 |
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