月の光に似たやさしく、温かみのある輝きの中に、凛とした強さを感じさせる…そんな気品にあふれた海の神様からの贈り物。パールのご紹介です。

『宝石の女王』とよばれるパールは世界五大宝石のひとつ。パールは女性のための宝石。愛らしい丸い形といい、穏やかで優しい光沢といい、女性らしさを象徴する宝石です。パールの輝きは、鉱物である他の宝石とはまったく異なる、やわらかい独特のものです。

パールは、母貝(真珠をつくる貝)に入りこんだ異物(核)に対する防御反応によってつくられます。母貝は異物を核にして分泌物で包むようにして、幾層もの真珠層を重ねていくのです。母貝がみずからの痛みを輝きへと変えていく過程で生まれるパールは、出産の痛みを乗り越え、子供を誕生させる女性の生命力と重なります。昔から『月のしずく』や『人魚の涙』とよばれ、妊娠・安産のお守りとしても期待されてきました。

白蝶真珠とは白蝶貝から採れる真珠で、『南洋真珠』とも呼ばれます。その中でも、フィリピン本島の南西部からカリマンタン島海域にかけて、貝殻の真珠層が金色に輝く白蝶貝が生息しています。ゴールドリップと呼ばれる白蝶貝です。

様々な色合いで生産される南洋真珠ですが、金色の真珠はこのゴールドリップの白蝶貝から生まれます。その中でも本当に色の濃いゴールドリップの白蝶貝は極めて少ないため、南洋真珠の中でも金色の真珠はわずか2～3％程度しか生産されていません。

クレオパトラの胸元も飾った古代、一粒で国がいくつも買えるほどもっとも高価な宝石。真珠は古代から海の宝として大切にされてきました。しかし、近年の異常気象で養殖も難しくなっています。

神秘的な、凛とした女性らしいエレガントを堪能した真珠。和装・洋裁問わず、冠婚葬祭・パーティーなど様々なシーンに重宝する真珠。

デイリーからゴージャスパーティーまで幅広いシーンに着用でき、何年先も身に付けたいと思える抜群のコレクションで『華やぎ』のあるジュエリーでございます！