駿台文庫の『数Ⅱ 微分・積分が得意になる問題集 (駿台予備学校講師 亀田隆・荒木重蔵著)』になります。
流通自体が少なく、Amazonでは17500円の値がついた本ですので、この機会にいかがでしょうか。

［説明(「はしがき」より)］
入試問題もさまざまです。 出題形式では, マーク方式, 記述方式があり、出題量では, 小問集合による多くの問題から幅広い学力を問うもの, 大問をいくつか出して思考力を問うものなどがあります。
毎年、2~3月は大学入試問題の解答速報や教材作成のために数多くの入試問題を解きます。 解く立場からみると, この問題は何年度のどこどこ大学に類題がある,これは大学で学ぶ数学の何々を扱ったものだ, など背景が見えるものもありますし, 単に計算だけという問題もあります。 そして, この頻出問題はぜひ授業で扱いたい, このテーマも話しておきたい, などなど, 入試問題をみていると思いつくことはたくさんあります。
さらに,夏までの間に膨大な量の入試問題に目を通していると, 普段あまり取り上げられない小問の中にも生徒たちに紹介したいと思う問題がたくさんあることに気付きます。 以前から思っていたことですが,「教科書と入試問題のギャップを埋める」にはどうしたらよいか,これに応える最適な問題が小問の中にはたくさんあるのです。
ふだんの授業の中でこれらの問題を使ってみました。 テキストの演習問題の導入に使ったり、 類題練習としてプリント配布してみました。 しかし、 ほぼ同じ問題を提供しても生徒はすぐには答を出してはくれません。 「教えただろう. だから,解けるだろう」 とはいかないものです。 学習はスポーツに似たところがあり,正しいフォームを身につけるまでは反復練習が必要で, 身につくまでには時間がかかるものです。 試合の結果はこうした練習の成果として現れるものです。
教科書と入試の間を埋める素材, 厳選したテーマ, そして量, そのようなものを備えた問題集を作れないものかと挑んだのがこの問題集です。 本書で扱う内容は数学 II の微分・積分です。いろいろな分野を一冊にまとめ上げようとすると捨てるものが多くなってしまいます。 分野別にした理由はここにあります。ひとつの分野に焦点を絞りその中で順序を踏んでテーマ毎に問題を配列する,こんなコンセプトでつくられたのがこの問題集です。


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