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Yamaha SA-15の出品になります。
正確な製造年はわかりかねますが、おそらく1960年代後半の製造かと思われます。
音出し問題ありません。 スイッチ類も正常に動いております。
ネックは概ねストレート、フレットは5割程度残っております。
トラスロッドもまだ余裕あります。
外観は経年に伴う傷、使用感があります。ボディ裏にはバックル傷がかなりついております。ただ致命的な木部の割れ等はなく、リアルレリックとしてはかなり良い感じに仕上がっているのではないかと思います。
その他、一部バインディングを補修した形跡があります(写真4枚目)。
パーツ類ですが、電装系はピックアップはオリジナルですが、ポットはいくつか代えられているかもしれません。
外装は、ノブがオリジナルのものではなく、汎用のものに代えられております。
またピックガードもオリジナルではなく、オリジナルを元に造ったワンプライのものに代えられております。
1968年発売、ヤマハが初めて手掛けたホローボディのエレクトリックギターになります。
この年代のヤマハのギターはどれもカッコいいですが、本機は現行で採用されてもおかしくはないような、演奏性も兼ね備えた弾きやすいデザインとなっております。
そして、セミアコでボルトオンという、同年代の日本のギターメーカーがよく採用していた構造ですが、ヤマハならではの一風変わったジョイント方法となっており、そのルックスは唯一無二です。
サウンドは、生音、アンプに繋いだ音、ともにミッドからハイが豊かな、乾いたビンテージサウンドとなっております。しっかりと弾きこまれた個体で、同年代のフェンダーやギブソンのビンテージと比べても遜色のない貫禄のあるサウンドです。
ピックアップはハムバッカーに見えますが、シングルコイル構造で、アンプからのサウンドは微かに鈴なり感もあります。グレッチのサウンド等にも近いものがあるかもしれません。
非常に軽く取り回しの良いギターかつ、セミアコで生音もそこそこ大きいので、アンプに繋がずにブルースをつま弾いたりするのにも適しているかと思います。
演奏性、サウンド、ルックスを兼ね備えた、使えるビザールギターです。
同年代に発売されたSA-30やSA-50はヤフオク等でよく見かけますが、本機は滅多に市場に出てきません。なかなかレアなギターかと思います。
ご質問等ありましたらお気軽にお尋ね下さい。